午前三時の月あかり

亀梨和也君と日常ごと。木皿泉さんの事なども。

木皿泉脚本ラジオドラマ「どこかで家族」

3月8日に放送された木皿泉さん脚本のラジオドラマ「どこかで家族」すごく良かったです。


番組HP

9年ぶりの再会は、‘家族をやめる’ための旅だった。


東日本大震災で罹災し、地元で暮らすことが難しくなった4人の家族。
母と息子は遠く離れた四国・愛媛へ。父と娘は地元に残り暮らしを立て直そうとする。
当初は、一時的に離れるだけのはずだったが、「自分のせいで家族を壊してしまった。」「会いたいなんて言っていいのか?」「今さら会って何ができる?」そんな思いを抱えたまま、目の前のことに向き合うだけで精いっぱいの毎日。元どおりになるきっかけを失ったままバラバラの時間だけが過ぎてゆく。
―それから9年後。2020年、東京オリンピックを機に、一家は再会を果たす。
〈ゆるし〉とは、〈救い〉とは、そして〈生きること〉とは……。木皿泉が描く、家族の物語。


ツイッターでつぶやいた感想(ネタバレあり)




感想、あとで追加するかもしれません。


そういえばCREAに載っていたそうですが、秋に木皿泉さん脚本のドラマがあるそうですね。詳細はまだみたいですが。河野Pは4月から「弱くても勝てます」が始まるので河野Pとのコンビではないでしょうが、久しぶりのドラマなので楽しみです^^

亀梨君お誕生日おめでとう

亀梨和也君、28歳のお誕生日おめでとう.:*・゜


去年(2013/2/23)の日記


まさかこの「身が引きちぎられるほどの辛い思い」をまたする事になろうとは...


それでも私はこちらを選びます。KAT-TUNのいる方を。
そしてやっぱり去年と1ミリも変わらぬ気持ちでこの日を迎えました。それが全て。


お誕生日おめでとう。素晴らしい一年になりますように.:*・゜

映画「俺俺」感想その2

MAQUIA連載「亀カメラ」より


オレ、演じる役や仕事によって、自分を図形みたいにイメージして身体をつくるの。「俺俺」とか「東京バンドワゴン」みたいに普通の男子を演じる時は丸い体型、野球の時は四角で、アイドルの時は尖った三角(笑)。

という亀梨君のテキストを読んで、確かに均は丸かったなあと思いながら俺俺の亀梨君について改めて書きたくなりました。感想というか映画のパンフレットやオーディオコメンタリーの内容について。


私は野ブタを見てまず俳優として亀梨君のファンになりました。なんかいい表情をするな、雰囲気のある人だなと。その後色々なドラマで主演を演じていくのを見て、影のある役や感情を表に出す演技は突出して良いけどそれ以外の何気ない普通の演技はまだまだだなとも思ってました(偉そうでごめんね^^;)。


普通の役を普通に演じると空気みたいに思える時もあって、普通の人を主役としての存在感を持たせながら演じるって大変なんだなと改めて思ったりもしました。


ベムは普通の人どころか妖怪人間ですし(笑)、俺俺もまた33役というからには特異な役が多いんだろうなと思ってましたが、その俺俺ではメインでありながら一番普通の均の演技にとにかくもうびっくりしてしまって。今まで見た事のない表情が次から次へと出てきてそれら全てが自然で凄く凄く良かったんです。


ハンバーガーショップのシーン(本物の大樹の携帯を盗むところ)のオーディオコメンタリー部分、

三木 「均は亀梨さんの顔が普段とは違うんですよね。明らかに。こんなに顔って違うもんなのかと。割と初期の撮影だったと思うんだけど。既にもうこの時点で普段の顔とは全く違う均の顔になってるのは凄いなと思いました。」


亀梨 「僕も普通に普通にというか。普段仕事やる時はどっちかといえばクッと力を入れてて。どんだけ力入れないかっていうところを均の時は意識しました。」

というコメントもありましたが、まさにその携帯を見ながら何か考えてる表情をみて一番最初に「おおっ!」と思ったのでした。


あと三木監督もお気に入りの表情とおっしゃっていましたが、大樹の家で大樹の写真の顔が自分の顔になって驚いてる所とか、サヤカの夫の声が小さくて「すいません。ぜんっぜん聴こえないんですけど」と言う所とか。ほんと面白い。上手いなーと。


均は姿勢も腰から曲げるようにして猫背気味でお腹もわざと出すようにしてたそうで、だからかメイン3人のうちで(同じ人が演じてるにもかかわらず)一番身長が低かったですし、歩き方も全部変えていましたよね。共演の加瀬亮さんも、亀梨君の歩いている後姿だけでメイン3人のうちの誰かが分かってしまい役者として脅威を感じたとおっしゃっていました。


給水塔の見える階段を駆け上がっていくシーンが最初と最後にありましたが、これは撮影初日に一緒に撮ってるとコメンタリーで言ってました。ダメな自分と成長した自分を初日に撮ったそうで、


亀梨 「その変化をほんの10分くらいで作らないといけない。」
三木 「1ヵ月半くらいの旅の先にある顔をしないといけない。」


と。俺山のシーンもまとめて最初の方に撮ったそうで、いわば変化前と変化後を最初に撮ってその後その途中経過を撮って行ったんですね。切り替えがとてつもなく大変そう...


均の事ばかりですが、今まで見た事ない顔といえば大樹が一番でした。カフェで均と話す大樹の表情とか、3人が初めて会う駅前の大樹の表情とか。あとナオが俺を一人削除してきたと俺山で言った時の「溝の口か」と言う大樹とか。クールキャラでもかっこつけ成分が皆無の何考えてるのかわからないつくりもののような顔。


亀梨君も、大樹は無表情を更に極めて自分でやっておきながら段々蝋人形みたいに見えてきたそう(そりゃ怖いわ笑)。三木監督もだから大樹は段々と気持ち悪くなっていったというような事をおっしゃっていました。コメンタリーで。


俺俺は上野耕路さんの音楽も素晴らしくて、サントラとしてちゃんと発売して欲しかったです。ブルーレイの特典につけるだけじゃなくて。運命の変わり目に流れるメインテーマ曲とも言える「俺の罪」や「バトる俺(ゴルトベルク)」「殺戮の俺」「死んでいる俺」などただただ圧倒されるんですが、なんといっても女性ヴォーカルの「Kyrie eleison (主よ、憐れみたまえ)」が好きです。


この曲が流れるシーンもいいんですよね。均と大樹が別れるシーン(コメンタリーでここが均のある意味完成形と亀梨君が言ってました)から電車でトンネルをくぐり、均目線で風景を追っていき最後に均が鏡越しに見える。讃美歌のような美しい曲と声と最初の頃とは別人のような何かを決意した均の表情がとても良いです。


パンフレットより(映画の感想はと聞かれて)

上野 「映画として面白いのは勿論なのですが、亀梨君の演技がすごかった!これから先、相当な俳優になるんじゃないかな。それとやっぱり彼自身もミュージシャンだからか、いろんな音楽をつけても恥ずかしい感じには絶対にならないんですよ。音楽だけが浮くということがないんですよね。」


三木 「亀梨君は音楽と親和性がある上に、その役柄としてちゃんと映画の画面に存在することもできる。ものすごい可能性がある人だと思うのですが、さらに出世した時にもう二度と三木組の現場には来てくれない気がして、それが心配です(笑)。


そういえば大奥に出演した聖君も主演の堺さんから、


「彼は最初から最後までずっと京都弁なので、それは大変だと思います。ただ、彼は音楽をやっているだけに耳が良く、聞くことで耳コピできるみたいで。僕はそれができないので、すごいなと。」


と、そして中丸君も去年の主演ドラマ、変身インタビュアーの憂鬱で三木監督から、


三木 「共演者によると、中丸君はリズム感がいいんだろうと言ってました。役者があるセリフを言う場合、セリフとセリフの間にセリフを落としていくという感覚があると思うんですけど、中丸君はそのリズム感がすごくて、気持ちいいとこに落ちていくと。

−中略−

ボイスパーカッションとかを含めて、日常的にリズムに対するセンスがあるんでしょうね。そのリズム感については彼と初めて共演した人の何人かも言っていたし、僕が見ていても感じるので、彼に備わっているものなんだと思います。」

というコメントをいただいていました。


「いろんな音楽をつけても恥ずかしい感じには絶対にならない」というのは逆もあるのかなと思いました。亀梨君だけじゃなくてKAT-TUNみんなですが。


KAT-TUNてソロPVを見れば分かりますが、一人一人が物語を背負った演出が良く似合うというか。演劇的とは違うかもしれませんがドラマや映画的なものを音楽やパフォに無意識に持ち込んでいるな、一人一人にそういう要素があるのかなと思う時があります。


だからライブのド派手でドラマティックな演出も似合うし恥ずかしくならないし、ゴージャスな衣装に負けてない、火や水だって操っちゃうぞみたいな(笑)。ビジュアルだけのせいじゃないとずっと思ってきました。他のグループにない個性もそこじゃないかと。


話が逸れました。


俺俺は色々な国で公開され三木監督も各メディアのインタビューを受けたそうですが、そこで良く聞かれたのが「あのキャラクター(亀梨君)はどうやって見つけてきたんだ?なぜああいう事が出来たのか?」だそうです。


特典DVDより

三木 「どうやって見つけてきたんだってよく聞かれましたね。外国のメディアの人には。ああいう風にキャラクターをスイッチしていくみたいな演技方法論てもうちょっと言えば、それも記事に書かれたんだけどロバート・デ・ニーロとかああいうタイプの演技の切り替えじゃない。だから亀梨君のあのスイッチしていく感じの芝居というのは外国の人にとっては新鮮だったという印象は受けましたね。よく聞かれたんで。


彼はエンターテイナーであり、J-POPの歌手であり、コメンテーターでありパーソナリティーでありドラマの俳優である。それを日常の中で常にそういう事をスイッチしていく彼の感覚を映画の中で活かそうと思ったということを説明したんですけど。それ凄い納得してましたね。」

コメンタリーより

三木 「亀梨さんのキャラクターを演じ分けるという演劇的な方法以外のスイッチしていくやり方みたいなのが凄い鮮度がありましたよね。


普段はドラマとか映画とかの時にはそういう(キャラクターを演じ分ける)お芝居だと思うんだけど、今回はそのチャンネルじゃないチャンネルを使ってくれたのがこの俺俺にある種のリアリティをもたらしたんだろうなと思いました。」

オーディオコメンタリーが凄く面白くて、一見意味のないシーンに思えて実は重要な意味があったり(例えば洗濯機おばさんのシーンはあそこで確実に電気を消して鍵を閉めた事を印象付ける為にあるとか)、やたら均が殴られたり蹴られたりするけれど、誰が均に触ったかというのを手掛かりに見て行くと色々分かるとか、あちこちに出てくる液体についてとか、内容についてももっともっと書きたいんですが長くなるのでこのへんで。また別に書けたらいいな。


なんかただ誉めてるだけのブログになってしまいましたが(笑)、私が手放しで絶賛出来る作品はめったにないのでたまにはいいですよね^^;

「冬眠する熊に添い寝してごらん」2014.1.30 シアターコクーン

Bunkamura シアターコクーン 「冬眠する熊に添い寝してごらん」


作:古川日出男 演出:蜷川幸雄
出演:上田竜也 井上芳雄 鈴木杏 勝村政信 他


添い寝熊2


行ってきました添い寝熊(あるいは冬眠熊?)。
蜷川さんが「波」に掲載された舞台初日三週間前のインタビューで、


俳優は、情熱のレベルが高いから僕はすごく楽です。-(中略)- 戯曲の中に心揺さぶられる「情念の地震」のようなものがあって、みんなそれに乗せられて走るんでしょう。

とおっしゃっていましたが、まさに観客であるこちらも「情念の地震」にゆさぶられた3時間45分でした。


難解と聞いていたので、その場で全部理解しようとはせず(しようと思っても無理でしたが^^;)ある程度手放して登場人物の行動や心の動きなどを注意して観るようにしたのですがそれがかえって良かったです。


新潮に台本版が掲載されていたので、帰ってきてからゆっくり読みました。

いや、理解出来ていないと思うんですがなんとなく腑に落ちたというか...。これ読んだ方がいいですね絶対。観た後に。


ツイッターではネタバレになるためほとんどつぶやけなかったんですがここでは思いっきりネタバレ有の感想を。考察はとうてい無理なのでいつも通り思いついた事をだらだらと。


熊猟師の子孫である川下一と多根彦の兄弟。多根彦の婚約者で犬の血を引く詩人のひばり。時代は、明治時代の日本の石油村と大正時代のシベリア、そして現代を行ったり来たり。


川下兄弟は熊の血を引いていて(熊と契約を交わした=契ったってそういう事ですよね?)、その熊の血を引く一と犬の血を引くひばりが契り、血が混ざり、兄弟の愛憎も混ざり、回転寿司は回り時代は重なり、混沌の中で響き渡る二つの銃声。悲劇。それを導いているような操っているような、時代を行き来する半透明の熊人間と二頭の犬。と傍観者的な富山の薬売り。


悲劇の後、蜂蜜を舐めた一は熊の時間に行ったんでしょうか。熊猟師も。うーん、そう解釈したけどどうなんだろ。


多根彦とひばりが予定通り結婚していたらまた違っていたんでしょうね。あの悲劇には愛憎というとてつもなく大きな燃料が必要で。燃料それ自体が欲望する。燃える水、原子の火、セックス。「エネルギーは欲望する」


エネルギーの使い方を間違えると小さなきっかけで国の歴史さえ変わってしまう。国も人も滅びに向かうしかない。「百年の想像力を持たない人間は、二十年と生きられない」という言葉は普通に考えるとそう思えるんですがもっと深い意味もありそうだし...


川下家の家訓「汝、齢二十五にて一子を儲けよ」の二十五歳のタイムリミットというのは熊の寿命とも関係があるのかな。なんとなく。祖父もまだ生きているので短命というわけではなさそうですが。


舞台美術が素晴らしく巨大な大仏に圧倒されました。ト書きをそのまま映した事は賛否両論なのかな?私はそれすら美術の一部のようで言葉やお経でがんじがらめになったような圧迫感があり、それが運命そのもののようで効果的だったように思えました。


どなたかの感想で大仏に映し出される般若心経は耳なし芳一のようと。そう、そんな感じ。熊や犬の血の呪いが平家の怨霊とも重なったり。


大仏が犬仏に変わり般若心経が「犬即是人 人即是犬(イヌソクゼヒト ヒトソクゼイヌ)」と異形の聖句に変わるところ、最後の犬と回転するベルトコンベアで重なる二つの時代のシーンが圧巻でした。前半の回転寿司のシーンはただ楽しい。あんな空間の使い方が出来るのが舞台なんですね。


恋人を取られても、兄を悲劇のヒーローにする復讐しか出来ない多根彦が憐れで、憎んでもぬぐいきれない兄への愛情が拙い子供のそれのようで。なのにエリートサラリーマン。七回自殺しようとしても未遂に終わり入院しても有給休暇に充てて何事もなかったかのように会社に行き、よく働く。「川下君が死のうとしつづけていることに誰も気づかない」というひばりの祖母の言葉が痛かったなあ。


この狂いかけてる多根彦が良かったので、一に電話するシーンではもう一歩先の狂気が見たかったなというのが正直な感想です。ひたひたと迫りくるようなぞっとするような狂気を。でも、多根彦のキャラからするとああいった分かりやすい痛々しい狂気が正解なのでしょうね。冒頭からして空のベビーカーですし。


一は蜷川さんのイメージでは松岡修造さんだそうですが、井上芳雄さんが演じると暑っ苦しくない情熱に色気と品を加えたような(修造さんが下品と言ってるわけではありません笑)。ただ立っているだけだと清潔感のある品の良さが際立っているのに話し出すとぱあっと華やぐようで舞台に立つ人なんだなと。情熱過剰でも飄々としていてとても魅力的な一でした。そりゃひばりも惚れるなって笑。


鈴木杏ちゃんのひばりはファムファタールというよりエキセントリックな女の子のようでした。客席登場の時に席が近かったんですが、気が付いたら浮かび上がるように立っていてゾッとしました。2度目に登場した時もゾッとしました。立ち姿が既に詩をまとっている詩人そのもので。祖母や多根彦や一の前では可愛らしい女性らしい女性なんですけどね。女優さんだなあ。


エネルギーは欲望するとか刺激されるとか同じ台詞を違う人が言ったり、マジナイとか密会とかベルトコンベアーとか無数の母親達とか気になる言葉が何度か出てきたり、堂々巡りのような台詞まわしや言葉の遊びや文節の区切りや、古川さんの独特の世界なんでしょうか。台本版だけ読んでもとても面白いんですが、舞台は視覚からの情報に聴覚からの情報も加わりなんとも壮大な世界でした。面白かったです。もう一回観たかったな。

KAT-TUN ミニアルバム「楔 -kusabi-」

今更ですがミニアルバムの感想を。感想というか音楽の知識がないので曲の印象をだらだらと(全曲は断念しました)。CHAINはアルバムとしては正直ピンとこなかったんですがこのアルバムは結構好きです。


FIRE and ICE
アルバムの中ではこの曲が一番好きです。KAT-TUN独特の切ない疾走感がきたきた!という感じ(笑)。楔の感想でも書きましたが、4人になって聖君の低音がなくなり声に儚さが増しましたが、楔やこの曲ではその「足りない」という焦燥や渇望が逆に武器になっているような。

中盤の中丸君と上田君のソロ、がむしゃらに走り続けてきた者の脆さがフッと出てきたような甘い無垢な声が良いです。そしてそれでも嵐に向かって突っ走るしかない絶対零度の現実真っ只中のKAT-TUN4人の歌うサビ。また追い立てるような泣きのギターが効いてる効いてる(笑)。これが現在進行形のKAT-TUNなんですね。


PHOENIX
この曲はFIRE and ICEの次に好きです。またまたカラオケで歌えそうもない曲を!というファンのぼやき(という名の自担G自慢)が聞こえてきそう(笑)。

北欧あたりのシンフォニックメタルみたい。あんなに激しくはないですが。私は昔ドイツや北欧のハードロックやヘビィメタルをよく聴いていたのでオーケストレーションとロックを融合した、ゴシックの世界がぴたりとはまるような曲が大好きなのです。ドリーム・シアター(これはアメリカのバンド)とか好きだったなあ。

NMPから始まりSOLDIERを経てたどり着いた壮大なる組曲のしめくくりのよう(でもないかまだ続きそう)な曲。ヨーロッパの古城と吹きすさぶ風と青白い月のイメージ。


BLESS
この曲は高音のオンパレードに驚き、高音でもそれぞれの特徴がよく出ているその声のバリエーションに驚きました。特に中丸君と田口君のファルセットがゾクゾクするくらい良いです。男性のファルセットに逃げる(高音を出す時に地声からいきなり裏声になる)歌い方が苦手なんですが、そんな突然の切り替えもなく自然で、地声からファルセットへと自在にふわふわと漂っているような声が心地良いです。全員ここまで高音で歌うアイドルグループって珍しいんじゃないでしょうか。歌えるグループになったなと改めて思いました。


FANTASTIC PLANET
これも前に書きましたが私はやっぱり亀梨君のあの色気を含んだ少し掠れた声が世界一好きだなあと。最初の「FANTASTIC PLANET〜♪」でまずやられます。いい声だなあ。この曲も好きです。

一昔前の女性アイドルが歌ったらイケイケのバブリーな曲になりそう。今のKAT-TUNが歌うとやっぱりちょっと違うなあ。なんだろ、真夜中の貸切りの遊園地みたい。よくロックスターがやるやつ。まばゆい様々な色の光の中ぐるぐる回る無人のメリーゴーランドみたいな(なんのこっちゃ笑)。要するに一夜限りの夢の世界みたいなイメージなんですが伝わりにくい^_^; 終わった後に妙な余韻の残る曲です。


MONSTER NIGHT
誰もが期待していた(かは分かりませんが私の周辺ではそうだった)上田君のソロ。最近は見事に外れがないです。PVを含めた感想ですが、曲名を聞いた時にものすごい世界が広がってそうと思った通りのものすごい世界。

モチーフとしては洋楽でもちょくちょく見かけますが、ちゃんと上田君の世界になってるなあと。ゴージャスと良い意味でのチープさのブレンド具合が。借りてきたっぽくない。曲だけ聴いてもその世界観が十分楽しめて好きです。



楔はシングルだったらもっと手軽に一般の人に手に取ってもらえたのかなと少し残念ではあります。良い曲だけに。中丸君の主演ドラマ「変身インタビュアーの憂鬱」の主題歌ですが、あまりその事について宣伝出来ていないのが更に残念です。もったいないなー。

まだまだ書きたい事はありますが、またポエムに走りそうなのでこのへんで。

LIVE MONSTERと少年倶楽部プレミアムと4人のKAT-TUN

世間はしゃべくりにKAT-TUN登場!(予告)に湧いてますがここでは時差ありのLIVE MONSTERと少年倶楽部プレミアムの感想を。


4人のKAT-TUNはこちらの心配や不安をぬぐい去るくらいかっこ良かったです。4人になって(発表があって)から1ヵ月くらいしか経っていないのにここまでパフォーマンスを固めた4人に驚きました。


ただ、最近の曲に多い手や足の細かな振りをぎっしり詰め込んだ振付が好きではないので、今回の楔もそこは変わっていなくてがっかりしました。それでもプレミアムの方は振付が気にならないくらいKAT-TUNは良かったです。毎回場数を踏んでいくともの凄い勢いで良くなりますよね。その完成形がライブだと思うので早くライブで見たいです。(でもカウントダウンライブは行けません涙)


振りに不満はありますが4人のフォーメーションは安定していて思ったより違和感なかったです。元々私は奇数より偶数のフォーメーションが好みで、なぜかと言えばセンターを作りにくいから。センターがいてピラミッド型に広がるフォーメーション(何と呼ぶのか知りません)は好みではないのです。四方八方に引っ張り合うような広がりのあるフォーメーションが好きです。フォーメーションに関しては6人から5人になった時よりしっくりきたくらいですが、だからと言って4人になって良かったと言ってるわけではなく、今でも出来れば5人に戻って欲しいと思ってますが... それはもう言ってもしょうがない事ですがまだ当分はぐだぐだ言いそうです。そんなに簡単に切り替えられないので。


声もやっぱり足りないと思ってしまうのはしょうがないですよね。まだ日も浅いですし。聖君の割と太くて響く低音がなくなって、それに変わる声が今のところないので、声が細くて高いなという印象です。が、楔は神秘的で儚さを伴った曲なので4人の声には合ってるのかなとも。5人になった時も最初は足りないと思いつつ、5人がバランスを取りながら完成させていったのでこれからですかね。


私は6人のKAT-TUNに衝撃を受けてファンになりました。赤西君がいなくなって一番好きなグループがこの世から消え、その消えた世界を見回してみて好きになれる音楽が一つだけあってそれが5人のKAT-TUNでした。一番がいなくなった時点でファンを止める事も出来ましたが別物として好きになれたので聴き続けました。


今回も二番目に好きな5人のKAT-TUNというグループが消えてもやっぱり好きになれる音楽が4人のKAT-TUNしか見つかりそうもないなと、まだ楔とGIMME LUVしか聴いていませんが思いました。どうしても選んでしまうんですよね。


4人になっても亀梨君がいるから応援し続けると「決めた」わけではないので、やっぱり不満があればこれからも文句を言い続けると思います。それでも現存する(大げさな言い方笑)一番好きなグループなので、6人とも5人とも別物として4人のKAT-TUNをこれからも追い続けて行くと思います。

聖くんが...

あんなに楽しみにしてたリーガルハイの放送が始まったのに全然頭に入ってこないので、ブログを更新します。


突然の事でまだ全然実感出来ていません。
本人のコメントを読んでもメンバーのコメントを読んでもまだ何がなんだか。


あのラップがあの声があのパフォーマンスがKAT-TUNからなくなる。それがただ恐ろしいです。実感出来ていないので実感出来た時の事を考えるとただ恐ろしいです。


私にとっては6人のKAT-TUNが完成形だったのでそれが崩れた赤西君の時は我を忘れるくらいショックでしたが、今回も多分それくらいには...


聖君は私にとってある意味KAT-TUNの最後の砦のような存在だったので。聖君について色々書こうと思っていたのに...


色々噂は出てましたが(ゴシップ紙の噂ではなく)、たとえそれが本当だとしても時間がかかっても待ってさえいればまた5人で活動できると思っていたのに...


ここまで現実味がないままたんたんと書いてきましたが、やっぱり悲しいです。大好きだったんです、みんな。6人とも。今も変わらず大好きで、だから悲しくてたまらないです。