午前三時の月あかり

亀梨和也君と日常ごと。木皿泉さんの事なども。

KAT-TUN ミニアルバム「楔 -kusabi-」

今更ですがミニアルバムの感想を。感想というか音楽の知識がないので曲の印象をだらだらと(全曲は断念しました)。CHAINはアルバムとしては正直ピンとこなかったんですがこのアルバムは結構好きです。


FIRE and ICE
アルバムの中ではこの曲が一番好きです。KAT-TUN独特の切ない疾走感がきたきた!という感じ(笑)。楔の感想でも書きましたが、4人になって聖君の低音がなくなり声に儚さが増しましたが、楔やこの曲ではその「足りない」という焦燥や渇望が逆に武器になっているような。

中盤の中丸君と上田君のソロ、がむしゃらに走り続けてきた者の脆さがフッと出てきたような甘い無垢な声が良いです。そしてそれでも嵐に向かって突っ走るしかない絶対零度の現実真っ只中のKAT-TUN4人の歌うサビ。また追い立てるような泣きのギターが効いてる効いてる(笑)。これが現在進行形のKAT-TUNなんですね。


PHOENIX
この曲はFIRE and ICEの次に好きです。またまたカラオケで歌えそうもない曲を!というファンのぼやき(という名の自担G自慢)が聞こえてきそう(笑)。

北欧あたりのシンフォニックメタルみたい。あんなに激しくはないですが。私は昔ドイツや北欧のハードロックやヘビィメタルをよく聴いていたのでオーケストレーションとロックを融合した、ゴシックの世界がぴたりとはまるような曲が大好きなのです。ドリーム・シアター(これはアメリカのバンド)とか好きだったなあ。

NMPから始まりSOLDIERを経てたどり着いた壮大なる組曲のしめくくりのよう(でもないかまだ続きそう)な曲。ヨーロッパの古城と吹きすさぶ風と青白い月のイメージ。


BLESS
この曲は高音のオンパレードに驚き、高音でもそれぞれの特徴がよく出ているその声のバリエーションに驚きました。特に中丸君と田口君のファルセットがゾクゾクするくらい良いです。男性のファルセットに逃げる(高音を出す時に地声からいきなり裏声になる)歌い方が苦手なんですが、そんな突然の切り替えもなく自然で、地声からファルセットへと自在にふわふわと漂っているような声が心地良いです。全員ここまで高音で歌うアイドルグループって珍しいんじゃないでしょうか。歌えるグループになったなと改めて思いました。


FANTASTIC PLANET
これも前に書きましたが私はやっぱり亀梨君のあの色気を含んだ少し掠れた声が世界一好きだなあと。最初の「FANTASTIC PLANET〜♪」でまずやられます。いい声だなあ。この曲も好きです。

一昔前の女性アイドルが歌ったらイケイケのバブリーな曲になりそう。今のKAT-TUNが歌うとやっぱりちょっと違うなあ。なんだろ、真夜中の貸切りの遊園地みたい。よくロックスターがやるやつ。まばゆい様々な色の光の中ぐるぐる回る無人のメリーゴーランドみたいな(なんのこっちゃ笑)。要するに一夜限りの夢の世界みたいなイメージなんですが伝わりにくい^_^; 終わった後に妙な余韻の残る曲です。


MONSTER NIGHT
誰もが期待していた(かは分かりませんが私の周辺ではそうだった)上田君のソロ。最近は見事に外れがないです。PVを含めた感想ですが、曲名を聞いた時にものすごい世界が広がってそうと思った通りのものすごい世界。

モチーフとしては洋楽でもちょくちょく見かけますが、ちゃんと上田君の世界になってるなあと。ゴージャスと良い意味でのチープさのブレンド具合が。借りてきたっぽくない。曲だけ聴いてもその世界観が十分楽しめて好きです。



楔はシングルだったらもっと手軽に一般の人に手に取ってもらえたのかなと少し残念ではあります。良い曲だけに。中丸君の主演ドラマ「変身インタビュアーの憂鬱」の主題歌ですが、あまりその事について宣伝出来ていないのが更に残念です。もったいないなー。

まだまだ書きたい事はありますが、またポエムに走りそうなのでこのへんで。