午前三時の月あかり

亀梨和也君と日常ごと。木皿泉さんの事なども。

「KAT-TUN LIVE TOUR 2014 Come Here」9月27日 国立代々木競技場

銀テブレス-3

ライブの最後に降ってきた紫の銀テブレス.:*・゜


また時間が空いてしまいましたが、代々木の雑感など。27日の1部に行ってきました。この日も楽しすぎた。


席はアリーナのいわゆる埋もれ席。トロッコが通る通路のすぐ横の席で、メンバー全員を1mくらいの距離で見られたのは良かったんですが、ステージのダンスは埋もれて見えにくかったのが残念。


すぐ横を通ったといっても見事なまでに全員背中を向いてたんですが、まあ、近くて見れば見るほど本当に血が通ってるのかと疑いたくなるくらい人間離れした綺麗な人達ですことよ。亀梨君なんて真っ白。まっちろ。夜の闇を照らす月のように発光しまくっておりました。


この日はDVD撮りのカメラが入ってて、すぐ横を通ったりもしましたが、どうか映像化されても映っていませんように><
もうだいぶ記憶が薄れているので、印象に残った部分のみ。亀梨君の感想がやっぱり多いです。


OP
幕が取り払われたステージの上に、逆光気味に影を作って立つ4人がかっこ良くってねー。特効バーンでその爆発力のまま曲に入るのも勿論いいんですが、この、すぐ歌いださず歓声を楽しむように下界を見渡し、余裕ぶっこいて立ってるその溢れ出るドヤ感がまぎれもなくKAT-TUN.:*・゜


COME HERE
インタビューで田口君が、振付けは今回色々な方にアイディアをいただいてこういう曲はこの人にお願いしようとメンバーで話し合った、COME HEREはキャッチーな振付けにしたくてCM等の振付けで人気の方にお願いした、と話していたそうですが、これあの振付稼業air:manの事だったんですね。


振付師ユニットの振付稼業air:man。情熱大陸の密着を見た時は、AKBの振付けだったと思うんですが、あの大人数を全てのメンバーが活きるようミリ単位でフォーメーションを組立ていたのに驚きました。


COME HEREの振付けはメンバーの希望通りキャッチーでメンバーも踊りやすそうで(簡単という意味ではなく)、楽しそうで、見てるこっちもノリノリで、BANG BANG BABYの指さしもモンキーダンスも楽しくて楽しくて。最近では一番好きです、この振付け。


少年倶楽部プレミアムの密着映像によると、最初OPはIn Factの予定だったのかな。In Factだとまた雰囲気が違ったでしょうね。どちらかといえばカウコンのGIMME LUV寄りのスタイリッシュ&クールな感じだったかも。


カウコンのPHOENIXでの降臨とか召喚とか過去を焼きつくす炎の中から蘇ったとか、そんなドラマティックな妄想の余韻をぶった切るような今回のこの素敵にチャラい曲がOPで本当に良かったと思います。PHOENIXの世界観は大っ好きですが、カウコンの続きが見たいわけじゃないので。あの世界はカウコンで完結してまた次の物語が始まったんだなあと思える喜び。


DANGEROUS
このライブでの私の1番の盛り上がりどころがDANGEROUS〜ART OF LIFEまでの流れです。


DANGEROUSは文字通りダンスがデンジャラスー。私、亀梨君をセクシーと思った事はないんですよね。エロスとか艶めかしいとかそんな表現の方がしっくりきます。なんてったって奇跡のジェンダーですから。10代の頃からアラサーとなった今もそれは変わりません。ずっと変わらないだろうな、きっと。


そういえば以前「ジャニ研!ジャニーズ文化論」という本で、KAT-TUNについての記述がありました。

イケイケのディスコ路線にしっかり対応出来るのはKAT-TUNだけかもしれませんね。ジャニーズのディスコは、ディスコから夜とセックスを抜いたものだという定式がありましたが、KAT-TUNは殆ど唯一、夜にもセックスにも対応出来る強さがありますね。

夜とセックス、そこに今回ART OF LIFEバイオレンスも加わっちゃっいました。無敵だ。


爺孫の「炎」は亀梨君がやらず「なにやってんのぉこの人ぉ」みたいに首をすくめてぶりっ子しておりました(いつものこと。中丸君どんまい)。上田口は見えず...


HIDE and SEEK
アルバムでは一番好きな曲でしたが、ライブでも演出も衣装ももう全てがかっこ良かったです。


メンバーそれぞれ黒いシャツをテロンと無造作に着ていて(間奏で上田君以外がはだけます笑)かっこいい。田口君のハットも似合ってたなあ。


映像とメンバーが交錯し、下にいたかと思えば次の瞬間上で歌っていたり、ルパンか007みたいにサーチライトに照らし出されて次の瞬間消えていたり、曲名から連想する通り摩訶不思議な高度すぎるかくれんぼみたい。


歌詞の出方も書体も凝っていて面白かったな。私はよく知りませんが、進撃ぽいとかエヴァっぽいとかいう感想をよく見かけました。


このコンサートでは炎を使った特効は殆どありませんが、ここで来ました。本当に燃えさかる炎が良く似合うグループだなー。エレクトロサウンドには炎よりレーザーでしょうが、こういう硬派な重低音ばりばりのロックにはやっぱり炎が良く似合います^^


優しい雨
メンバーの声がみんな優しくてね。イノセンス。「ごめんね。もうちょっと大人になるね」の歌詞を亀梨君が歌うと10代の彼らを思い出してなんだかしんみりしちゃいます。


ART OF LIFE
上田君のソロ。導入部からバイオレンスな闇の帝王きたよ。瓶で殴るわ像を壊すわ(勿論全部フリ)。若さという驕りと無邪気さと狂気の入り交じった表情。


ダンサー引き連れてバッキバキに踊るダンスがかっこいい。導入部ではいたぶられていたバックダンサーが、今度は魔王復活を喜ぶ魑魅魍魎のよう(ダンサーさんすみません)。魔王来たれり(分かる人には分かる)。


ツイッターでもつぶやきましたが、これだけ強烈なソロをやっておきながら、そのソロで目指したのが「俺自身として見てもらわなくても成立するもの」「“個を消す”という感じ」と会報で話していて、蜷川舞台で得たものは大きいんだなと思いました。


HIDE and SEEKで1人だけはだけず、ソロではだける自由な上田君がらしくていいな^^


クレセント
中丸君のソロ。生々しい退廃的なAOLからの、本人もバックダンサーもテクノロジーおもちゃ化したかのようなイコライザー画面のようなクレセントのギャップが凄い。面白いグループだな(今更)!


CDではピンとこなかった曲ですが段々あのリズムが癖になってきて、コンサートではひたすら楽しい曲でした。中丸君のソロって最近は傾向が似てきて、安定して良曲が多いけれど、もっと冒険してもいいのになと思ってたところなので、この流れは良いかも。


中丸君といえば、大好きなMY SECRETがセトリになくて、中丸君のあの高音が聞けないのは今回のライブの不満の1つです。いつも低音低音言ってますが、あの高音は絶品なので。なんで歌わないのよー。


STAR
星を思わせる映像が綺麗。そんなに好きな曲ではないのですが、炎や水の派手な前へ前へ出る演出とは違い奥行で魅せる演出というのも中々良いですね。大サビの亀梨君の高音が辛そうなのが気になりました。横アリではもっと声が出てたような。


ストンプ〜BLACK〜BREAK UR CAGE
この流れも好きです。私的第2の山場。バーのようなセットが凝ってる。ストンプからのハルカナ約束も違和感なし。4人で手を繋いで踊るダンスも面白い。このライブの中で1番生っぽいパフォーマンス。BLACKの市ヶ谷のコンビダンスはやっぱりかっこいい。BREAK UR CAGEのステッキとハット、椅子を使ったダンスもかっこいい。


SIGNAL
この曲を今また聴けたのは嬉しかったんですが、短い...
こういうシングルまた出しませんかね。KAT-TUNの皆さん。


FACE to Face
曲のイメージに合わせた鏡の演出がすんごく良かったです。客席に背中を向けてキューブの鏡に映った自分を見ながら踊るという発想が面白いなー。あとメンバーが乗って踊っているキューブに逆さ鏡のようにメンバーが映っているのも考えたなと。手を伸ばしても掴めないRealityよ、ほんと。


WHENEVER I KISS YOU
田口君のソロ。歌う田口君のバックの映像も全部田口君。ギターもベースもキーボードもドラムも田口君、とレポを読んだ時はちょっと笑っちゃったんですが、実際見たらなじんでて違和感なかったです。


衣装もカジュアルでスタイルの良さが際立ちます。R&Bぽい曲調と伸びやかな声が心地良い。フィルムを形どった布がステージを覆うように駆け抜けていく様はフォレストガンプを思い出しました。マイクが透明な筒状になっていて中が水槽のようにキラキラして綺麗だったな。


Emerald
亀梨君のソロ。大好きな声に大好きな曲。なので感想も長いです。


亀梨君が会報で、エメラルドは“純度100%の亀梨和也”と言っていましたが、そう、あれはあまりに亀梨和也の純度が高すぎて他の誰も(歌詞にある「君」さえも)入る隙間がなくて、ひとり恍惚とエッチをしているような濃密な空気が流れてました(他に言い方が見つからなくて^^;)。つまりはひたすら想いつづける片思いの曲のようだと。


最後の「暗闇でも...」というフレーズは歌詞カードにはないんですよね。


最後一面のブルーのライトがエメラルド色に変わり、一筋の光になって、かざした亀梨君の手の上でゆっくりと消えてゆくところは、まるで海の泡になって消えていったかのように思えて、これはもしかして消える最後の瞬間まで恋した人を思い続けていた人魚姫のお話なのかしら。後は暗い海が広がるばかり。


どうも普通の恋愛のイメージが浮かばないんですよね。亀梨君て。ドロドロの業の世界か壮大なポエムか人外か。


そしてしっかりサングラスもしてるのに女性目線を想像してしまう。あざといサングラスプレイをしてもなお(笑)。


関係ないけど、妖怪人間ベムの時に裸の背中が人魚みたいだって言われてたっけ。


バックダンサーは当たり前ですが結構踊っていますが、亀梨君本人は思いのままに体を動かしているだけでダンスらしいダンスは殆どなし。ダンスがっつり踊って欲しいと最近ずっと言ってますが、この曲はこの方が合ってたのかも。踊るといより漂う曲。


TRIANGLE
電飾衣装で、踊るというよりトリックのような光の演出を見せるための動きという感じで、このライブの中での演出のバリエーションとして有りとは思いましたが、好きな曲なのでやっぱりもっと軽い衣装で歌い踊って欲しかったなと。


In Fact
これは突き刺すようなレーザーが凄かった。SFアニメの宇宙空母から放たれるレーザー砲みたいだった。


アリーナだったので地鳴りのように床から伝わってくる重低音がお腹に響く響く。ライブで改めて聴くとイントロからすんごくかっこいい!


ファーストクラスの続編の方は正直OPが物足りないです。それくらいIn Factは曲のインパクト(シャレではありません)があって良かったな。


SUMMER EMOTION
Believe In Myself

水鉄砲は、すぐ横を通った亀梨君からはまったくかけてもらえず(だって後ろ向いてたし)、逆方向を通る田口君に水をかけてもらいました。濡れたらやだなと思ってましたが、かけてもらえばやっぱり嬉しいもんです。


Believe In Myselfで、客席をどうどうどうと手で落ち着かせるそぶりをリズムに乗ってやってからの、サビでせーのとぐるんぐるん水鉄砲を振り回す亀梨君がワンコみたいで可愛かったです^^


   


   
話が前後しますが、この日のMCの私的ハイライトはこれです。



この笑い声が本当に「え?誰この声」と思うくらい思いっきり「キャハハハーッ」って笑ってて面白すぎました。上田君の「なんとも言えない顔」というのはいじられた時によくする照れとはにかみが入って何か言おうとするけど言葉が出てこないようなもごもごした顔です(分かっていただけるでしょうか)。


あと「これだけはやらせて、見なくていいからやらせて」ってよく分からないお願いをしてまで(見なくていいの?笑)やりたがった亀梨君のマリオの真似が可愛すぎました。


もっともっと一杯あったんですが、あやふやなものが多くて^^; とりあえず勢いのままにここまでup。後で追加修正するかもしれません。