午前三時の月あかり

亀梨和也君と日常ごと。木皿泉さんの事なども。

DREAM BOYS 2012.9.27

今更ですがドリボの感想を。色々書いたんですが、また出来損ないのポエムのようになってしまったので、ツイッターでつぶやいた事を中心に簡単にまとめました(それでも若干ポエム)。私が入ったのは9月27日昼公演。席は二階席やや上手側でした。


・OPはバンド演奏と十字架と剣をバックに学ランで登場。最後のフライングもだけどNEXT DREAMが好きだったので少し残念。「これからショーがはじまる」の高揚感や、「今年もここに来られた」という実感など色々な思いがOPの「うおぉ〜おおぉ〜♪」で一気にこみ上げてきたもんです。


・...と始まる前は思ってたんだけど、実際に学ランばーんな亀梨君を見たら「ひゃあ!かっこいい!!」となってしまった。へへ。十字架と剣と学ランという組み合わせがこの舞台を、登場のこの一瞬で全て表しているようでインパクトあった。罪と罰、争い、若者などのキーワードを。


・ドリボで一番意味不明なのがサーカスだと思うけど、今回は少し前に見てきたシャガール展でのシャガールの絵と「サーカスは私にとって最も悲しいパフォーマンス」という言葉を思い出して、ジャニーさんは悲劇と喜劇を全て飲み込むパフォーマンスとして、つながりがとんちきなのを承知の上で毎回入れてくるのかなとふと思った。あと亀梨君という素材に合わせてるのかなとも(初演はタッキーだけども)。そんなこんなで少し切なくなったけどやっぱりとんちきはとんちき。


・ドリボではカズヤはカズヤでしかなく、亀梨和也でもKAT-TUNのメンバーでもないけど、大回転の時は、ここだけは亀梨和也だった。素に戻ってるというか、余計なものを全て剥ぎ取って、漂白されたようにまっさらな亀梨和也。怖いくらい真剣な顔。スタンバイする時、首を左右に振ったり、足場を確認するようにガシッと蹴ったり、息を整えている音も声になってよく聞こえた。暗い客席にぽっかり浮かんでそこだけ真空になったように張り詰めてた。壮絶で綺麗だった。綺麗過ぎて怖かった。


・舞台には亀梨君しかいない。補助する人も見守るJr.も演出の音楽すらない。下に降りるには飛ぶしかない。落ちたら失敗という文字が残るだけ。どんな言い訳も出来ない。そんな成功しか許されない場所に一人で立って、帝劇のセンターはなんて孤独なんだろうと思いました。


・チャンプのタイプとしては対等で破滅型のコウキがやっぱり好み。孤独なカズヤと圧倒的な強さゆえにやっぱり孤独なコウキが向き合う手段がボクシングの試合だと思ってて、その関係が好きだったので。辻褄は今年の方が合ってるんだろうけど。今年は人数も増えて、先輩後輩の関係になって距離も少し出来たので、どこを切り取ってもカズヤの孤独しか見えなかった。


・役としてのチャンプの好みとは違うだけで、玉森君は良かった。病室での静かな語り口とか。虚勢張ってクールにしてたけど本来は穏やかな人だったのかなと思わせるような静かな静かな最期で。念願だった試合が出来て、ナオキに心臓をあげる事も出来る、何も思い残す事はない。穏やかに語るその延長線上に死があったような静かな静かな最期。


・千賀君はダンスが上手と聞いていたけど、本当に良かった。バランスもいいし安定してる。私の好きなタメのダンスが出来る人、と思った。


・八乙女君のソロいい。ショータイムじゃなくて本編の。ヒカルは私が行った時はあだ名のくだりでカズヤを「カメ」と言ってしまい、カズヤに追いかけられていた。二人とも可愛い^^


・野球場での宮田君の頑張りに涙(笑)。やりきったよオネエスパイ(私が入った時のネタ)。そして生はTVよりずっと男前でびっくり。田口君と同じで怖い顔をするとかっこ良さがはね上がるタイプかな。


・絆はドリボのようなこんな煌びやかな世界で歌う曲じゃないと思うんだけどな。ヒリヒリした孤独の中で歌うのが合ってるのに、まるでWe Are The WorldかIt's a small world のようだ。


・ロスマイはもう何も言う必要ない。亀梨君のソロで一番好き。今年も見られて良かった(涙)。


・1582が内へ内へ深く潜っていく曲ならバッドリは外に外に広がって宇宙まで行っちゃった曲。1582は地中深く蠢くマグマで、バッドリは流れる彗星みたいな。それが同時に存在する亀梨和也の不思議。彗星=不吉な予兆=BAD DREAMてな感じでしょうか。


・1582はそれまでずっと真っ白で硬質な白磁器のようだった亀梨君がいきなり艶かしくなっちゃって憑依の瞬間を見た気がした。片肌脱ぎで吊るされているのがエロいエロい。


・1582といえば前に書いた(ライブver.の)感想


1582の後半はもう男でも女でもなくて、天女か妖かそれすらもわからなくて。あの経文(巻物)によって情念から解放されて天に昇ったか、はたまたかなわなくて情念に飲み込まれて妖になったか、すべてあやふやで、まるで絵巻物の世界だわあ.:*・゜


と、いつもこんなことつぶやいているんです私(笑)。


・最後の白スーツでのフライングはキラッキラ。希望そのもの。希望のしるし。そして役目を終えたカズヤは白鳥に姿を変え、客席の上を数回旋回した後、天に昇ってゆきました(嘘です)。


・でもここもNEXT DREAMが良かったな。あの曲のあのタイミングで飛ぶのがまさに翼を広げて飛び立つようで、ぶわっときたもんです。「そして夢は続いてゆく」「次の扉を開こう」


今回は1回限りの観劇でいつもより更に亀梨君しか見ていなかったので、いつも以上に亀梨君中心な感想になってしまいました^^;


今回は念願の収録カメラも入ったようでDVDの期待が膨らみます。が、まだ安心は出来ません。ちゃんと発売しますように!!


最後になりましたが、ドリボ全公演無事終了お疲れ様でした.:*・゜