午前三時の月あかり

亀梨和也君と日常ごと。木皿泉さんの事なども。

KAT-TUNデビュー6周年

日付が変わってしまいましたが、昨日3月22日はKAT-TUNのデビュー記念日でした。


昨日はなぜかアルティメをずっと聴いていました。
この曲を聴くといつも、KAT-TUNもファンもなんて遠い所まで来たのだろうと思います。


曲がはるか彼方を指差していて、後戻り出来ない不安と前に進める喜び。身ひとつで走ってゆける清々しさと誇らしさ。
そんな印象をこの曲から受けるからかもしれません。


この曲も「勇気の花」もそうですが、他の人が歌うと春の日差しのように暖かい希望の曲に聴こえそうなのが、KAT-TUNが歌うと刹那的で胸が痛くなるような切なさを含んでいるように聴こえてくるんですよね。真っ暗闇の中のかすかな光を求めているような。


デビュー前もデビューしてからも色々あったグループですが、吉本ばななさんの小説にあった、


「闇の中、切りたった崖っぷちをじりじり歩き、国道に出てほっと息をつく。もうたくさんだと思いながら見あげる月明かりの、心にしみ入るような美しさを、私は知っている」


の文のように、どんなに辛い事があってもその先にある美しいものを「知っている」のでファンをやめられないんですよね。
そんな強さと弱さの入り混じったKAT-TUNの曲が声が歌い方が大好きです。


これからもずっと前だけを見て眩しい光にも目をそらさず閉じず、目を細めながらも全力で突っ走って行くのでしょう。そして私達ファンももっと遠くへ連れて行ってくれるのでしょう。


同じ時代に生まれた喜びを感じながら、改めてデビュー6周年おめでとう。