木皿泉脚本ラジオドラマ「どこかで家族」
3月8日に放送された木皿泉さん脚本のラジオドラマ「どこかで家族」すごく良かったです。
→ 番組HP
9年ぶりの再会は、‘家族をやめる’ための旅だった。
東日本大震災で罹災し、地元で暮らすことが難しくなった4人の家族。
母と息子は遠く離れた四国・愛媛へ。父と娘は地元に残り暮らしを立て直そうとする。
当初は、一時的に離れるだけのはずだったが、「自分のせいで家族を壊してしまった。」「会いたいなんて言っていいのか?」「今さら会って何ができる?」そんな思いを抱えたまま、目の前のことに向き合うだけで精いっぱいの毎日。元どおりになるきっかけを失ったままバラバラの時間だけが過ぎてゆく。
―それから9年後。2020年、東京オリンピックを機に、一家は再会を果たす。
〈ゆるし〉とは、〈救い〉とは、そして〈生きること〉とは……。木皿泉が描く、家族の物語。
ツイッターでつぶやいた感想(ネタバレあり)
木皿泉さんの「どこかで家族」良かった。姉ちゃんは殺したんじゃなくて生かしたんだね。ここがとても木皿さんぽい。殺すのも家族なら生かすのも家族。だからしんどいけどどうしても背中から下ろしたくない懐かしい重み。「血じゃなくて花が咲いてるよ姉ちゃん」で本当に鮮やかな花が見えるようだった
— 青羽 (@aoba223) 2014, 3月 8
中にいる人と外にいる人は(バスケットの)コートのラインが全然違うように見える。それは家族も同じで、一緒に住むのが家族だなんて外にいる人が言う事で、中にいる方は必死でラインなんてどこにあろうがどうでもいい、と
— 青羽 (@aoba223) 2014, 3月 8
お父さんの「俺は愛媛までが自分のうちだと思う事にすっぺよ」がすいかの教授の「いろいろいていいんです」のセリフにも通じるように思えたな。そういう家族がいてもいいんじゃないっていう。どれが正解かなんてその家族にしか分からない。そこも木皿泉さんぽかった
— 青羽 (@aoba223) 2014, 3月 8
感想、あとで追加するかもしれません。
そういえばCREAに載っていたそうですが、秋に木皿泉さん脚本のドラマがあるそうですね。詳細はまだみたいですが。河野Pは4月から「弱くても勝てます」が始まるので河野Pとのコンビではないでしょうが、久しぶりのドラマなので楽しみです^^