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午前三時の月あかり

亀梨和也君と日常ごと。木皿泉さんの事なども。

別冊+act. vol.10「美しき怪作『映画 妖怪人間ベム』を語る」

別冊+act.の亀梨君の16000字ロングインタビュー読みました。最近のベム関係のインタビューでは一番面白かったです。亀梨君が色々な事を結構深い所まで話していて。インタビューの中でもちらっと言ってますが、これまで何度か取材をしてもらっているので信頼関係が多少なりとも出来ているんでしょうね。


写真もみんな良いですが、表紙よりは中の写真の方が好きです。
他はブレてしまったのでこの2枚だけ。


プラスアクト1-1

プラスアクト2-1


ベムとベラについて。ベムの父性、ベラの母性は出てると言いつつも、

ベラが男になる。俺が女になる。そういうイメージなんだよね。


“普通、これって女子だよね”ってことを俺が体現したり、“あぁん?(とキレる)”ってことをベラがやってたりとか。そこが面白いところであり、俺らの共通認識ではあった。逆をいこうっていう。ベムは常に綺麗、ベラは常にかっこよくっていう。


普通のドラマだったら、女性が綺麗で男性がかっこよく、だけど。その逆をいこうって意識はあった。だから、それを飲み込んでくれた杏ちゃんっていうのは、凄く大きかったよね。


10月19日発売の「BARFOUT vol.206」の河野Pと杏さんの対談で河野Pは、

ドラマを見ていた人たちが愛してくれたのは、何より3人の作った世界なんです。誰1人として欠けたら成立しない。


杏ちゃんじゃないとこの2人を仕切れなかったと思うんです。


ベムとベロは子供みたいなところがあるから、ある意味「重し」のようなおふくろ役を買って出てくれて。結局、チームワークが画や芝居に出るので、ベースの面で杏ちゃんが振り切れると、亀梨さんは芝居を沈ませられる。そのコンビネーションが3人の楔になっていましたね。

とおっしゃっていました。


亀梨君がベムでここだけはブレたくないと思ったものは「“ジェントルマン”という紳士的な部分」だそうですが、その一方でベムは女っぽくもあり綺麗な存在である。ベラは男性のようにかっこ良く、かつおふくろのようでもある。面白いですね。ベムもベラも男でもあり女でもあるような存在にしたかったんでしょうか。そうすることで人間からかけ離れた「妖怪人間」としてのリアリティにつなげたかったのかなーと思いました。


+act.のインタビュー続き、

また次に妖怪人間ベムっていうソフトを使って、どうのこうのっていうのが始まったら、俺は参加しないっていうのは言ってる。これまでが贅沢な話だから。ちゃんとドラマで完結してるんだもん。だってテレビドラマなんだから。映画に向かって作ってないから。映画を観て下さいという気持ちで、ドラマを作ってた訳じゃない。テレビドラマとして成立する作品を俺は作ってた訳で。


映画では「人間になれるのか!?」という命題が、再び突きつけられる。

でもね、正直ね、映画ではそこがテーマじゃないんだよ。人間になるかならないか?は、もうドラマで終わらせてる。ただ、それからの生き方。もうドラマの時は“はやく人間になりたい”っていうので押していったし、その“結論”はドラマで出してるから。


では、亀梨君の中での今作のテーマとはという質問に対して、

それは、正義かどうか。人間になれる可能性が見えた時に、どうするか?誰でもそうだよ。凄くお腹が空いてる時に、何もなかったらしょうがないけど、お腹空いてる目の前に何か出された時に、どうするか?っていうこと。


ドラマでは食べ物(人間になる方法)を食べない(いらないと否定)で終わったので、映画は何か食べたい(人間になりたい)という話じゃない。でも映画ではそうやって生きてきてもっと贅沢なものを出されてしまった、それが見えた時にどういう行動をとるか。というのが亀梨君の考えるテーマだそうです。


私、亀梨君のこういう素直な表現が大好きなんです。凄く分かりやすいですよね。


以前デビュー前とデビュー後の例えとして、デビュー前は「おにぎりを作って下さい」と言われて自分達で具や形を考えて決めてたけど、デビュー後は「おかかおにぎりを作って下さい」と言われるようになった(うろ覚えです)とインタビューで答えていて、その時も同じように思いました。


こういう誰にでもわかるような例えがすんなり出てくる亀梨君は頭の回転の早い人だなといつも思います。


今回新たに妖怪が登場するんだけど。その姿っていうのは、無意識のうちに“そうなってしまったもの”なのね。そこに対しての・・・なんかね、一番はね、ベム達から見える感情っていうより、今回はその妖怪に対しての反映させるベムって感じ。同じ者として、どうする?っていう・・・だからベムとベムが向き合ってるっていう感じではあった。俺は。


河野さんと趣味嗜好は似ていると思うし、同じ方向を向いている感覚はあると。でもあちらは製作だからぶつかる時もある。

だから、揉める時もある。でもね、それでもGO!と言われれば、やるよ。一度クエスチョン出したものに対しても、「それでもこれで行ってくれ、カメ」って言われたら、じゃあやりますっていう腹のくくり方はしてる。俺の中で。でも、一度疑問に思ったことは、ちゃんと声に出すって感じ。


提示されたものを素直にやるだけではなくきちんと意見を言い、でもその意見が通らなかった時に無理に押し通すのでもなく、事情を理解した上で腹をくくってやる。とても亀梨君らしい筋の通し方だなと思いました。


このインタビューを読んで、ベムは単に敵がスケールアップしただけの映画化ではなく、人間にはならないと選択した彼らが次に見えるものを描こうという、亀梨君はじめスタッフの皆さんの目指すものの一端が見られたようで、映画は「お祭り」として楽しもうと思っていた私もその「内容」が楽しみになりました^^