午前三時の月あかり

亀梨和也君と日常ごと。木皿泉さんの事なども。

スターの宿命・ドラマMVP・新春TV放談2012

妖怪人間ベムはあちこちで高評価を得ていますがその中でも興味深かったものを2つ。どちらもフリーライターの方のブログです。


木俣冬さんのブログ
 紙と波


成馬零一さんのブログ 
 成馬零一が考えていること




木俣冬さんのブログよりキャスティングについて

この妖怪役はそれこそ誰でもできるものではない。
特殊メイクにも負けない人間のパワーが必要だ。
その点、ジャニーズの亀梨和也、ファッションモデルもやってる杏、マルモで大ブレイクした鈴木福と、キャスティングは完璧だった。


とくに亀梨。
あの銀髪、あの衣裳だってなかなか着こなせるものじゃない。
それよりも、数奇な運命を背負った感じ。
人間に対して複雑な愛憎を抱えている感じ。
そういうものを全身から漂せていた。


しかして、そのやっかいなことを受け止めて、
跳ね返す圧倒的なパワーももっている。
その強さが、妖怪人間のもつ純粋な美しい心として、
画面に出ていた。

これはまさしくアイドル、スターの宿命と同じではないか。


成馬零一さんのブログでは、2011年秋ドラマMVPとして「家政婦のミタ」「妖怪人間ベム」「11人もいる!」の3作品を挙げてらっしゃいます。色々な感想がありましたが、私の感想は一番この方に近かったです。以下は、リンクを貼ってあるユーストとは別の、2011年ベストコンテンツを決定する「惑星開発大賞2011」(木俣さんも出演されていました)のコメントより


家政婦のミタ妖怪人間ベムは)震災以降どういうドラマを作るかという時に、一番誠実な回答を見せたドラマ。


ベムは、妖怪人間というキャラクターを亀梨や杏が演じてそれが今の日常の風景にいる事の面白さ、みたいなのを入口として震災以降どういうドラマを作るかというのをやっていて、マンガやアニメリメイクのドラマとしては最高峰。


おまけ。1月2日放送 「新春TV放談2012
この番組は去年のお正月に鈴木おさむさんのKAT-TUNについての発言「後2、3年したら別の化け方をするかも」があったので、今年も念の為録画しましたがやはりベムの話が出ました。少しですが。ジュニアとは千原ジュニア、関根とは関根勤さんです。


ジュニア 「妖怪人間をドラマでやるというのは中々勇気いりますよね」


関根 「実写で」


一同 「ねぇ!」


関根 「で見てみたら結構ね、合ってるの。杏ちゃんはぴったりだなと思ったの。でも亀梨君はちょっとあのスマートすぎるかなと思ったんだけど、やっぱり演技力で、中々いいですよ。」

そのままテキストにすると伝わりにくいですけど、演技が素晴らしかったということですね^^


どれも、妖怪人間ベムはジャニーズドラマとしてひとくくりにするのではなく一作品として、亀梨君の演技はアイドルとしてではなく俳優として、ちゃんと評価して下さっているのが嬉しいです。